【十勝産坊ちゃんかぼちゃシフォン】

かぼちゃ感満載の、しゅわとろシフォン

今年も十勝平野に位置する、北海道河東郡の鹿追町から坊ちゃんかぼちゃが届きました。

甘いだけでなく、かぼちゃらしい味わいが深い

濃くて、おいしいおいしいかぼちゃです。

このかぼちゃを最大限シフォンに踏襲したくて

余計なものは入れずに

卵、かぼちゃ、米粉、砂糖、こめ油、炭酸水のみで昨年作っていました。

甘さも控えめに、かぼちゃを食べているかのような味を目指して。

そして今年。

1年間いろいろと製造販売するなかで学ぶこともあり

やっぱり、もう少しスイーツ感がほしいかな。。と悩んでいることをお客さまにポロリと話したら

「あんなに『ザ・かぼちゃ』な味わいのお菓子他に無いので!

 ぜひ昨年のまま作ってください!」

との、やっぱり原点はこれか!と思いださせてくださった、嬉しい嬉しいお言葉が😭

そんなお言葉を大切にしながら

実はかぼちゃ自体が追熟中ということもあり

素焚糖を少し足してみたり(今後かぼちゃの追熟具合で調整していく予定)

ほんのーりシナモンと、ちょこーっとナツメグ

そして「あるもの」を加えて味わいの調整をしてみたところ…

かぼちゃ感の継続力も高まり、風味も増して、

甘さの具合はほぼそのままに

素朴だけれど、昨年よりも芳醇で、おしゃれな味になったんです。

その「あるもの」とは、

「レーズンを漬けているラム酒」。

ラムレーズンの漬け汁…というのでしょうか😅

さつまいもにはリンゴが合うけれど

かぼちゃにリンゴはちがうな、リンゴよりレーズンだな、

でもレーズン自体は主張が強すぎるな。。。と考えていたときに

ふと、このラムレーズンの中のラム酒を味見してみたら…

めちゃくちゃおいしい!!

レーズンの香りのお酒、というよりは

ラム酒が甘く、まろやかになった味。

しかも有機のレーズンに変えて良かった!!とも思えた、

新たな発見の一瞬でした。

ちなみにお酒の力なのか(アルコール分は焼くことで飛んでいますが)

1日めは一口目から甘さがバシッとくるので、ちょっと甘めのスイーツ感。

でも2日め以降は落ち着いて、奥行きのある甘さに変化していきます。

そんな天然由来ならではの、味の変化もお楽しみいただけたら幸いです。

ぜひ、今年のかぼちゃシフォン

まずはご賞味くださいませ。