かぼちゃ感満載の、しゅわとろシフォン
![](https://osara-chiffoncake.com/wp-content/uploads/2023/10/20231012_1153113-1024x473.jpg)
今年も十勝平野に位置する、北海道河東郡の鹿追町から坊ちゃんかぼちゃが届きました。
甘いだけでなく、かぼちゃらしい味わいが深い
濃くて、おいしいおいしいかぼちゃです。
このかぼちゃを最大限シフォンに踏襲したくて
余計なものは入れずに
卵、かぼちゃ、米粉、砂糖、こめ油、炭酸水のみで昨年作っていました。
甘さも控えめに、かぼちゃを食べているかのような味を目指して。
そして今年。
1年間いろいろと製造販売するなかで学ぶこともあり
やっぱり、もう少しスイーツ感がほしいかな。。と悩んでいることをお客さまにポロリと話したら
「あんなに『ザ・かぼちゃ』な味わいのお菓子他に無いので!
ぜひ昨年のまま作ってください!」
との、やっぱり原点はこれか!と思いださせてくださった、嬉しい嬉しいお言葉が😭
そんなお言葉を大切にしながら
実はかぼちゃ自体が追熟中ということもあり
素焚糖を少し足してみたり(今後かぼちゃの追熟具合で調整していく予定)
ほんのーりシナモンと、ちょこーっとナツメグ
そして「あるもの」を加えて味わいの調整をしてみたところ…
かぼちゃ感の継続力も高まり、風味も増して、
甘さの具合はほぼそのままに
素朴だけれど、昨年よりも芳醇で、おしゃれな味になったんです。
その「あるもの」とは、
「レーズンを漬けているラム酒」。
ラムレーズンの漬け汁…というのでしょうか😅
さつまいもにはリンゴが合うけれど
かぼちゃにリンゴはちがうな、リンゴよりレーズンだな、
でもレーズン自体は主張が強すぎるな。。。と考えていたときに
ふと、このラムレーズンの中のラム酒を味見してみたら…
めちゃくちゃおいしい!!
レーズンの香りのお酒、というよりは
ラム酒が甘く、まろやかになった味。
しかも有機のレーズンに変えて良かった!!とも思えた、
新たな発見の一瞬でした。
ちなみにお酒の力なのか(アルコール分は焼くことで飛んでいますが)
1日めは一口目から甘さがバシッとくるので、ちょっと甘めのスイーツ感。
でも2日め以降は落ち着いて、奥行きのある甘さに変化していきます。
そんな天然由来ならではの、味の変化もお楽しみいただけたら幸いです。
ぜひ、今年のかぼちゃシフォン
まずはご賞味くださいませ。